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森岡亮太、クラブ史上最高額でベルギー王者に移籍か。半年の活躍で価値10倍に

text by 編集部 photo by Getty Images

森岡亮太
ワースラント=ベフェレンの森岡亮太【写真:Getty Images】

 ベルギー1部のワースラント=ベフェレンに所属する日本代表MF森岡亮太は、クラブ史上最高額となる移籍金で強豪アンデルレヒトへ移籍することになるかもしれない。ベルギー『ニュースブラット』が伝えている。

 森岡は昨年夏にポーランドのクラブからベフェレンに加入し、ここまで9得点11アシストと大活躍。今季ベルギーリーグで最もセンセーションを起こしている選手の一人だと評され、複数の強豪クラブが獲得に関心を示していると報じられてきた。

 特に、ベルギー最大の名門クラブであるアンデルレヒトが森岡の獲得に近づいているとみられている。すでに個人合意に達しており、残すはクラブ間の合意のみという報道もある。

『ニュースブラット』によれば、アンデルレヒトは買い取り義務付きレンタルの形で森岡を獲得することを考えているようだ。完全移籍の際の移籍金は、250万から300万ユーロ(約3億4000万~4億円)に設定されるという。

 森岡自身は強豪クラブからのオファーという「チャンスを逃したくない」と考え、ロシア・ワールドカップ出場の可能性を高めるためにもアンデルレヒト移籍を望んでいるとみられている。アンデルレヒトとの契約は完全移籍後も含めて3年半が提示されているとのこと。年俸も現在より大幅に引き上げられると見込まれる。

 べフェレンにも、この冬の移籍市場で森岡を売却したい理由があるようだ。今年夏以降には150万ユーロ(約2億円)の契約解除金が適用されるため、現時点で見込まれる移籍金より低い金額で手放すことを余儀なくされるという理由だ。

 べフェレンが森岡を獲得した際の移籍金はわずか30万ユーロ(約4000万円)だったとされており、現在の価値はその8倍から10倍にまで高まっていることになる。べフェレンが売却した選手の移籍金の過去最高額は、昨夏放出したFWジーニョ・ガノの250万ユーロであり、森岡の移籍金は同額あるいはそれ以上となりそうだ。

【了】

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