アラベス戦に勝利したバルセロナ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第21節の試合が現地時間28日に行われ、バルセロナがアラベスに2-1の勝利を収めた。この試合では、バルサが判定に助けられたのではないかとの見方もある。
前半に先制点を奪われたバルサだが、後半にFWルイス・スアレスとFWリオネル・メッシのゴールで逆転に成功。だが72分にスアレスが決めたシュートは、コースに入っていたDFジェラール・ピケの腕に当たっていたように見える。
さらに逆転後の88分にも、バルサのエリア内でハンドのようにも捉えられるプレーがあった。アラベスの選手の放ったシュートをDFサミュエル・ウンティティがブロックしたが、ボールは腕に当たったようだった。アラベスの選手や監督らは、判定に対して試合後に不満を口にしている。
しかし、スペイン『マルカ』紙の解説者はどちらのプレーでもハンドが取られなかったのは適切な判定だったという見解を述べている。いずれも意図的ではなかったという理由だ。『アス』紙の解説者も同様に、判定は正しかったとしている。
だが両者ともに、ハンドとは別の場面でバルサが判定に助けられた部分があったと指摘。メッシが決めたFKを獲得した際に、FWパコ・アルカセルにオフサイドがあったため、本来与えられるべきFKではなかったとの見方だ。
ウンティティのプレーに対してハンドの笛が吹かれなかったことで、バルサはリーガで74試合連続PKを取られていないことになった。最後にPKを与えたのは2016年2月のセルタ戦。その後の約2年間で32本のPKを獲得する一方で、相手には1本も与えていない。
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