パチューカ敗戦も…本田はトップ下で存在感
リーガMX(メキシコ1部)の後期リーグの第4節が現地時間27日に行われ、パチューカは前期リーグ王者のティグレスと対戦した。
その試合に先発出場したパチューカの本田圭佑は80分に敵地でチームの2点目となる貴重な同点ゴールを挙げた。しかし、ティグレスのフランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャックに左足ボレーシュートで勝ち越しゴールを許して敗戦。これでパチューカは1勝1分2敗となった。
チームは残念な結果に終わったが、本田のゴールは後期リーグで2得点目、シーズン通算で5得点目となった。メキシコでも守備のプレッシャーの強さで知られるティグレスに対し、トップ下の本田は相手MFのプレスを幅広い動きでいなしながら、周囲の選手と絡んで好機を演出した。
前半の最も大きなチャンスは本田のディフェンスから生まれたもので、左サイドを抜け出したエリック・アギーレのシュートがアルゼンチン人GKナウエル・グスマンに弾かれると、FWのフランコ・ハラが押し込もうとして再びGKに抑えられるという惜しい形だった。
さらに本田はカウンターからドリブルで中央突破を試みるなど攻撃面で存在感を示したが、なかなかゴールできないうちに右のクロスからティグレスに2点を献上してしまう。そこからアンヘル・サガルの豪快な左足シュートで1点差としたパチューカは、さらに本田のゴールで一時は同点に追いつく。
本田の後期2得点目はペナルティエリア内の巧妙な動き出しがフリーでのシュートに結びついた。ボランチのホルヘ・エルナンデスによる高い位置でのボール奪取が起点になった場面、トップ下の本田は相手ディフェンスラインの手前でティグレスのMFヘスス・ドゥエニャスにマークされる状態になっていた。