レアル・マドリーのカリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル【写真:Getty Images】
不調に苦しむレアル・マドリーに、ついに“BBC”が戻ってくることになりそうだ。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルの3人が組む3トップは、頭文字を取って“BBC”と呼ばれ、近年のマドリーに大きな成功をもたらしてきた。ベイルが2013年にマドリーに加入して3人が揃ってからの4年半で、マドリーはチャンピオンズリーグ優勝3回、リーガエスパニョーラ優勝1回など11のタイトルを獲得している。
しかし、3人のうち誰かが負傷や出場停止などで欠場した影響で、今季は“BBC”が揃って先発したことはまだ一度もない。3人とも先発に名を連ねた最後の試合は昨年4月23日、昨季リーガ第33節のバルセロナ戦だった。
現地時間27日に行われるリーガ第21節のバレンシア戦では、実に280日ぶりにその3人が一緒に先発するのではないかと予想されている。首位バルサに勝ち点19の大差をつけられ、苦境に追い込まれているマドリーを浮上へ導くことが期待される。
だが今季の“BBC”は出場した場合でも得点数に恵まれておらず、ここまでC・ロナウドとベイルがリーガで各6得点、ベンゼマが2得点のみ。今節対戦するバレンシアの前線の3人、シモーネ・ザザ(10点)、ロドリゴ(9点)、サンティ・ミナ(7点)の方が合計で12点も多くゴールを挙げているというデータを『アス』紙は伝えている。3人が揃うことで、これからゴール数を伸ばしていけるだろうか。
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