レアル・マドリーが狙うマウリシオ・ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーが来季に向けて新監督探しに着手しているようだ。
マドリーは今季、リーグ戦が後半戦にさしかかった時点で順位を4位とするなど不調にあえいでいる。先日行われたコパ・デル・レイ準々決勝では、レガネスに逆転負けで早期敗退を喫したことで、解任疑惑が浮上しているジネディーヌ・ジダン監督はさらなる窮地に立たされることとなった。
そうともなれば、マドリーが新たな監督探しに出るのは自然な流れとなる。同クラブは、現在トッテナムのアルゼンチン人指揮官マウリシオ・ポチェッティーノ監督の招聘を画策しており、最初のコンタクトが既に両クラブ間で行われたようだ。
2014年からトッテナムを指揮するポチェッティーノ監督は、昨季はチームをリーグ2位に導くなど戦術的手腕に長けた監督。今季はチャンピオンズリーグで2度の顔合わせをしたレアル・マドリー相手に1勝1分けで勝ち越している。
この噂に対し、ポチェッティーノ監督自身は「このクラブにおける私の献身はとても大きく、いつまでもここにいるつもりで働いている」と語るなど退団を否定。一方で、「しかし、サッカー界で起こることは誰にも分らない。明日、ダニエル・レビー(トッテナムの会長)が『マウリシオをクビにしよう』と言うかもしれない」と言葉を濁している。
マドリーの監督人事はこの先のチームの動向に左右されそうだが、もしジダン監督がクラブを去ることになれば、このアルゼンチン指揮官がマドリーに移る可能性は低くないのかもしれない。
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