レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督がついに崖っぷちに…【写真:Getty Images】
現地時間24日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の準々決勝2ndレグでレガネスに1-2で敗れ、そのまま敗退となってしまったレアル・マドリー。どん底の状態で今週末もリーグ戦を迎える。
リーガ・エスパニョーラでは首位バルセロナに比べて1試合消化が少ないものの、マドリーは19ポイントの大差をつけられ4位に沈む。そして27日には5ポイント差の3位バレンシアとの大一番だ。
マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、チームが困難に陥る状況下でバレンシア戦に向けた前日記者会見の出席した。そこで「選手たちがメッセージを受け取っていなかったと感じたら、明日にも去るだろう」と、バレンシア戦の結果しだいでの辞任を示唆するコメントを残した。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。
屈辱の敗退に終わったレガネス戦ではクリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルといった主力選手たちを温存していた。ジダン監督は「若いチームで学ばなければいけないが、私は完全に彼ら他共にいる」と自らが起用した若手たちを擁護する姿勢も見せている。
「結果が最も重要だ。つまりいくつかのことが機能していない。選手たちは最大限の努力をしているが、時にはうまくいかにこともある。我々はこれまでと同様の希望を持ち続ける。これまで以上の大きな落ち込みを伴う、上がり下がりのある年になった。だがそういった状況から学べることもあるし、それが戦いであり、試合なんだ。我々は次の試合、バレンシア戦の事しか考えていない」
ジダン監督は自身への批判も「不当ではない」と受け入れている。一方で「誰も希望を放棄するつもりはないし、最後の日まで力を尽くし続ける」「フットボールにはいい瞬間も悪い瞬間もあるが、私が持っているのは状況を変得体という欲望だ」と力強い言葉で巻き返しを誓った。
徐々に監督としての立場が危うくなってきているジダン。バレンシア戦では“いつものメンバー”で勝利を取り戻せるだろうか。国王杯制覇が不可能になり、リーグ優勝も難しくなっている中で指導者としての底力が問われる。
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