コリンチャンスのリーグ優勝に大きく貢献したマイコンはアーセナルへ移籍か【写真:Getty Images】
移籍市場でせわしなく動き回るアーセナルは、ブラジルで脚光を浴びる20歳の有望株獲得に動いているようだ。英紙『デイリー・メール』などが報じた。
アーセナルが引き抜きを画策しているのはコリンチャンスに所属するMFマイコンである。まだ20歳ながら、昨年はブラジル全国選手権1部で36試合に出場してチームの優勝に大きく貢献した。しかも出場したほとんどの試合で先発メンバーに名を連ねていた。
マイコンはU-20ブラジル代表としてU-20南米選手権にも出場したが、昨年のU-20W杯出場は叶わなかった。それでも才能に疑いはなく、何度もスカウトを派遣してチェックし続けてきたアーセナルも「プレミアリーグのスタイルに合致する」と結論づけて獲得に乗り出している。
今冬、フランシス・コクランをバレンシアに放出したアーセナルでは、マイコンがポジションを争う余地も十分にある。他の欧州のクラブもその才能に注目して獲得に乗り出しているようだが、コリンチャンス側は移籍金900万ポンド(約14億円)ほどのオファーに応じるとも。
しかし、契約と同時に正式加入としたいアーセナル側の思惑と、移籍成立後も期限付き移籍の形でマイコンをしばらく残留させたいコリンチャンス側の考えが合致していないという。そのギャップをいかに埋めるかが今後の交渉の争点となりそうだ。
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