レバークーゼンのドイツ代表MFユリアン・ブラントは契約延長へ【写真:Getty Images】
フィリッペ・コウチーニョがバルセロナへ移籍し、その代役確保に動いているリバプールだが、ひっそりと獲り逃していた選手がいたようだ。
独紙『ビルト』によれば、リバプールはレバークーゼンに所属するドイツ代表MFユリアン・ブラントに触手を伸ばしていたものの、同選手が契約延長の見込みになったことで補強プランが白紙になってしまったという。
そもそもリバプールがブラントに目をつけたのは、レバークーゼンとの契約の中に「契約解除金1250万ユーロ(約17億円)」という条項が盛り込まれていたからだった。21歳の上昇株に対して破格の安さだったが、ブラントとレバークーゼンが契約解除金に関する条項を削除したうえでの契約延長に向かったことでリバプールも手を引かざるをえなくなった。
チームの大黒柱を失ったことで、アタッカーの補強が急務になっているリバプール。かねてより獲得が噂されたシャルケのドイツ代表MFレオン・ゴレツカは来季のバイエルン・ミュンヘン加入が内定し、レスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズも残留に傾いている。
ブラントの獲得失敗はどれほど響くか。来季のチャンピオンズリーグ出場権確保に向けてチーム力アップを目指す名門が、移籍市場での立ち回りで後手を踏み苦しんでいる。
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