ムアントン・ユナイテッドからティーラトンがヴィッセル神戸に加入する【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸は25日、タイ1部のムアントン・ユナイテッドから同国代表MFティーラトンの獲得を発表した。
同選手は今月30日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ・柏レイソル戦までムアントン・Uの選手としてプレーしたのち、1年間の期限付き移籍で神戸の一員となる。
タイ代表として49試合の出場経験を持つ27歳のティーラトンは、“悪魔の左足”と恐れられる制度抜群の左足キックを武器にしている。昨年のACLではグループリーグの鹿島アントラーズ戦で直接フリーキックを沈めた。
また、ブリーラム・ユナイテッド時代の2015年にはACLでガンバ大阪相手に2試合連続ゴール、しかも直接フリーキックと直接コーナーキックという離れ業を披露して見る者の度肝を抜いた。左サイドのスペシャリストであり、タイ時代はサイドアタッカーとしてだけでなく左サイドバックとしても高い能力を発揮していた。
ティーラトンは神戸加入にあたりクラブ公式サイト上で「私はずっとJリーグでプレーすることが夢でした。これからヴィッセル神戸の勝利に貢献できるよう、日々一生懸命努力したいと思います。サポーターの皆さん、熱い応援を宜しくお願いします」とコメントし、Jリーグ挑戦への喜びを表現している。
昨季から北海道コンサドーレ札幌に在籍しているMFチャナティップ、そして今季からサンフレッチェ広島に加入するFWティーラシンは、ともにムアントン・ユナイテッドでプレーし、代表でも主力を張る戦友でもある。Jリーグの舞台で実現するタイ代表同士の対決にも注目が集まりそうだ。
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