元アルゼンチン代表のパブロ・アイマール【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表のMFパブロ・アイマールは、現地時間23日に行われたアルゼンチンカップの試合で“1試合のみ”の現役復帰を果たした上で、改めて引退を表明した。アルゼンチン『TyCスポーツ』などが伝えている。
高い技術を誇る攻撃的MFとしてバレンシアやレアル・サラゴサ、ベンフィカなどで活躍したアイマールは、2015年にリーベル・プレートでプレーしたのを最後に現役を引退。現在はU-17アルゼンチン代表監督を務めている。
だが今回、少年時代を過ごした故郷のクラブであるアルゼンチン3部のリオ・クアルトに再加入し、トップチームの公式戦に出場。アルゼンチンカップ1回戦2ndレグの試合で、1部のベルグラーノと対戦した。
背番号「10」を着けて先発したアイマールは後半立ち上がりの50分にベンチに下がるまでプレー。リオ・クアルトに所属する弟のアンドレスとともにプレーするという、かねてからの夢も実現させることができた。試合は0-0のドローに終わり、リオ・クアルトは1stレグでの1-2の敗戦から逆転することはできなかった。
「素晴らしいお祭りだった。うまくいく可能性もいかない可能性もあったが、僕にとってはうまくいった。家族が見守る中で弟と一緒にプレーできたからね。ひとつの時期がこれで終わりだ。僕の最後の試合だった」とアイマールは試合後にコメントしている。
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