海外日本人選手:欧州で飛躍を誓うサムライたちの今
中島翔哉(右)のポルト行きは叶うのか。浅野拓磨(左)の去就に影響も?【写真:Getty Images】
今冬も多くの日本人選手がJリーグから欧州へと旅立った。アビスパ福岡のU-20日本代表DF冨安健洋はベルギー1部のシント・トロイデンへ、昨季は鹿島アントラーズからのレンタルでファジアーノ岡山に在籍した豊川雄太は同じくベルギー1部のオイペンへ。日本代表の主力へと飛躍したガンバ大阪の井手口陽介も、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドに引き抜かれ、スペイン2部のクルトゥラル・レオネサへの武者修行に出た。
そしてもともと欧州でプレーしていた日本人選手たちにも動きが。ベルギー2部のAFCトュビズに挑戦していたU-20日本代表MF坂井大将はビザの問題もあって無念の帰国、アルビレックス新潟に加入した。ポーランド2部のオドラ・オポーレからは松井大輔がJリーグに復帰し横浜FC加入が決まった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表でも活躍が期待される原口元気は、昨夏の移籍騒動などの影響でヘルタ・ベルリンでの立場を失い、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍が決定している。
最も注目を集めているのはポルトガル1部のポルティモネンセで覚醒したリオデジャネイロ五輪日本代表の中島翔哉だろうか。同国内の名門ポルトのほか、ドイツの複数クラブ、そしてチャンピオンズリーグの常連でもあるウクライナのシャフタール・ドネツクからの関心もささやかれる。
中島の去就とともに、シュトゥットガルトでプレーする日本代表FW浅野拓磨がポルティモネンセに加入する噂もあり、冬の移籍市場終盤も日本人選手たちの動きから目が離せない。
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