リバプール:コウチーニョの穴埋めは?
リバプールはリヤド・マフレズ獲得でフィリッペ・コウチーニョの穴埋めとするのか【写真:Getty Images】
リバプールはこの冬、待望のセンターバックを獲得した。サウサンプトンから迎えたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、昨夏に一度諦めかけたターゲットだった。
一方、前線ではフィリッペ・コウチーニョがバルセロナへ。最低でも1億500万ポンド(約162億円)という移籍金を得たとはいえ、攻撃の核だった背番号10が抜けた穴はあまりにも大きい。コウチーニョ抜きで臨んだマンチェスター・シティ戦では圧巻のパフォーマンスで無敗の首位クラブに今季初めて土をつけたが、次のスウォンジー戦でつまずいた。
最下位に低迷する相手にシュート20本以上を放ちながら敗れたことで、攻撃陣のさらなる補強は急務と見られている。すでに獲得候補に挙がっているのはレスター・シティのリヤド・マフレズ。かつて“奇跡の優勝”に貢献したアルジェリア代表MFだが、リバプールよりもアーセナル行きが本望との噂もある。触手を伸ばしていたシャルケのMFレオン・ゴレツカを獲り逃しており(バイエルン・ミュンヘンへの来季加入が内定)、コウチーニョの穴を埋める補強は困難を極めている。
また、前線では控えに甘んじているFWダニエル・スターリッジの退団、セビージャへの移籍が確実視されており、後半戦に向けて層の薄さは懸念点か。チャンピオンズリーグもまもなく再開するため、主力不在時のやりくりでユルゲン・クロップ監督の手腕も問われる。