ルイス・ファン・ハール氏とベルト・ファン・マルヴァイク氏【写真:Getty Images】
現在監督不在となっているオーストラリア代表は、今年夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で指揮を執る新監督候補として、ともにオランダのルイス・ファン・ハール氏とベルト・ファン・マルヴァイク氏との交渉を行うようだ。豪紙『デイリー・テレグラフ』が23日付で伝えた。
プレーオフ経由でロシアW杯出場権を獲得したオーストラリア代表だが、チームを率いていたアンジ・ポスタコグルー監督はその1週間後に電撃辞任。その後、同氏はJ1の横浜F・マリノスの新監督に就任することが決定した。
それから2ヶ月が経過し、依然としてオーストラリア代表は監督不在。だがオランダの名将2人を候補にリストアップし、サッカー連盟関係者が交渉のためオランダへ向かったようだ。
豪州サッカー連盟のデイビッド・ギャロップCEOらが、アムステルダムでファン・ハール氏およびファン・マルヴァイク氏との面談を行うことが見込まれている。両者とも、オーストラリア代表監督の仕事に「非常に関心を持っている」という。イタリアのロベルト・マンチーニ氏も候補の一人だとされているが、現在ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクを率いていることもあり、オランダの2人と比べて就任の望みは薄いようだ。
ファン・ハール氏はオランダ代表を2014年W杯で3位に導いたほか、アヤックスやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンなどで数々のタイトルを獲得。2016年5月にマンチェスター・ユナイテッド監督を解任されて以来フリーとなっている。
ファン・マルヴァイク氏は2010年W杯でオランダ代表を率いて準優勝。ボルシア・ドルトムントやフェイエノールト、ハンブルガ-SVなどの監督も務めた。サウジアラビア代表を率いてロシアW杯予選突破を果たしたが、予選終了までとなっていた契約を延長せず退任した。
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