U-20日本代表では主将を務めた坂井大将【写真:Getty Images】
J2の大分トリニータからベルギー2部のテュビズへ期限付き移籍していたMF坂井大将は、テュビズへの期限付き移籍を解消し、アルビレックス新潟へ期限付き移籍することが発表された。
現在21歳の坂井は大分の下部組織で育ち、2015年にトップチームへ昇格。各年代の日本代表でもプレーし、昨年行われたU-20ワールドカップではU-20日本代表キャプテンを務めた。
昨年夏にはテュビズへの期限付き移籍が発表され、欧州での新たな挑戦をスタートさせたが、ビザ取得の関係で出場機会を得ることが困難になったため帰国を決めたとのことだ。ベルギー2部では3試合に出場し、得点はなかった。
「当初は試合にも出られ、言葉や文化が違ってストレスが溜まる事があっても、海外でやっていることが実感出来て全てが新鮮で楽しく感じていました」と坂井は大分公式サイトでコメント。だが、「数か月後からVISAがおりず試合に出られない環境が続きました」と苦しい状況にあったことを明かしている。
大分でプレーする選択肢もあったが、「結果を出してない、活躍していないまま大分に帰るのは自分の中で違うと思いました。そんな中アルビレックス新潟からお話を頂き、自分なりに決断しました」と新潟への移籍を決めた理由を述べている。
J1から降格し、15年ぶりにJ2で戦うことになった新潟は、同じJ2の大分ともリーグ戦で対戦する。だが坂井は大分との公式戦には出場できない契約となっている。
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