ミランが招聘を画策するナポリのマウリツィオ・サッリ監督【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのミランが、来季の新監督としてナポリのマウリツィオ・サッリ監督を招聘することを画策しているようだ。伊紙『トゥット・スポルト』が報じた。
同紙によると、現在リーグ11位に沈み低迷から抜け出すことができていないミランは、来季こそは復権を取り戻すべく来夏のサッリ監督招聘に動いている模様。クラブとの契約解除金が800万ユーロ(約10億円)に設定されている同監督対し、ミランは年俸350万ユーロ(約4億5000万円)のオファーを準備する予定だという。
昨夏大型補強を敢行しながらも成績不振に陥ったミランは、昨年10月にヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督を解任。後任にはクラブOBのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が暫定的に就任したものの、そこからのリーグ戦績は2勝2分け2敗と振るっていない。
一方、イタリア屈指の“戦術家”とも称されるサッリ監督率いるナポリは、セリエAで6連覇中のユベントスを抜いて現在首位をキープ。サッリ監督就任後3シーズン目のチームは、その戦術的な完成度の高さからあらゆる方面で称賛されている。
ミランは、現ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が2014年に退任して以降、1年もしくはそれにも満たないスパンで監督を交代している。もし来夏にサッリ監督が新たに指揮を執ることになれば、その悪循環に終止符が打たれることになるのだろうか。
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