クルトゥラル・レオネサに加入した井手口陽介【写真:Getty Images】
スペイン2部のクルトゥラル・レオネサに加入した日本代表MF井手口陽介は、選手登録に必要な書類手続きさえ完了すれば今週末の試合でデビューを飾ることになりそうだ。地元メディア『ラ・ヌエバ・クロニカ』などが伝えている。
井手口はガンバ大阪からイングランド2部のリーズ・ユナイテッドへ完全移籍した上で、今季末までの期限付き移籍でクルトゥラルに加入することが決定した。スペイン2部の舞台で、欧州挑戦の第一歩を踏み出すことになる。
クルトゥラルは現地時間21日に行われるリーガエスパニョーラ2部第23節の試合で、アウェイでオサスナと対戦する。だがこの試合で井手口がデビューを飾ることができるかどうかは、書類手続きの完了が間に合うかどうか次第だとルベン・デ・ラ・バレーラ監督は19日の会見で語った。
手続きさえ完了すれば、「先発で起用する可能性さえも監督は示唆した」と伝えられている。「出場できると信じている。彼はチームを結びつけるような存在になった。誰もが彼のそばにいて、彼を助けたいと望んでいる」と指揮官は述べ、早くも井手口がチームに溶け込んでいる様子をうかがわせている。
井手口がチームに適応する上で、言語の問題は障害にならないとデ・ラ・バレーラ監督は主張。「サッカーにはサッカーの共通言語がある。それはスペイン語でもフランス語でもドイツ語でもない。ここで求められることを彼が理解できるように必要なサポートを提供するつもりだ」と語った。
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