川崎Fへの移籍を決断した齋藤学【写真:Getty Images for DAZN】
横浜F・マリノスから川崎フロンターレへ移籍したMF齋藤学が19日、移籍決定後初めて自身のインスタグラムを更新し、現在の心境をつづった。
8歳で横浜FMの下部組織に入った齋藤は、1年前に中村俊輔の移籍を受けて10番のユニフォームを引き継ぎ、チームのキャプテンを務めた。しかし、9月に右膝前十字じん帯を痛めて長期離脱を強いられている。横浜FMのファンは10番の復帰を心待ちにしていたが、その前にクラブを去ることが決まった。
齋藤は、「僕はサッカーが好きで、プロの選手として成長したくて、純粋にその想いに駆られ今回、この道を選ぶことにしました」と切り出し、「正直、不安はあるし、緊張するし。それでもここまで叩かれて、戻る場所を無くすことになってまでも、挑戦すると決めました」と決意のかたさをアピールしている。
一部ファンからの反発はかなり激しいものだったようで、「『屑、死ね、裏切り者、怪我治るな』など何を言われてもしょうがない。そう思っていましたが、ひとつだけ言わせてもらいたい。今までマリノスの選手として闘ってきたこと これだけは否定されたくない」と、古巣への愛情は確かだったことを強調した。
その上で齋藤は、「たくさんの人を失望させ傷つけてしまって、すみません。叱咤激励の投稿、コメント、ほぼ読ませていただきました。こんな中でも応援してくれている人がいること、どんなに嬉しかったか。ありがとうございました」と記している。
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