エースの今節欠場が決定。香川は先発濃厚
そしてオーバメヤンは、19日に行われるブンデスリーガ第19節、ヘルタ・ベルリン戦に向けての遠征には帯同しないことになった。前日会見でシュテーガー監督はエースFWのヘルタ戦での復帰をほのめかしていたが、その後、チームがベルリンに出発するまでの6時間の間に状況は変わったという。
ツォルクSDは「オーバはドルトムントでトレーニングする」と説明。
「差し当たって、彼は頭の中で他のことを考えており、それゆえ完全に集中していないという印象を我々は受けた。ベルリンで我々を助けてくれるかどうかという疑問に至った」
0-0に終わった前節に続いて、今節もエースFWは不在となる。
そのボルフスブルク戦の試合後に、香川真司が「ちょっとやはり今日はまだ、もう一個グッと行くスピード感であったり、テンポがやはり、チームとしても個人としても足りてなかったので、次の試合までにそこはあの、調整してやはりもう一個上げていかないと、点は取れないのかなと思いますね」と振り返っている。
ワントップのポジションには引き続きアレクサンダー・イサクが入り、ヘルタ戦の先発はボルフスブルク戦と同様のメンバーになるだろう。BVBにとって、早速「もう一個グッと行くスピード感」や「テンポ」といった、前節に浮き彫りとなった課題が問われる試合となりそうだ。
そして背番号23は「次の試合に向けて、もう少しやはりリスクを犯さないと、個人的には、怖い存在にはなれないと思っています」とも語っている。
攻撃面で単調に陥らずに、アイデアを出せるか。バイタルの狭い局面でボールを受けて、ビッグチャンスを生み出せるか。
香川にとっても、ピッチ上で「怖い存在」となることができるか、試されるゲームとなりそうだ。
(取材・文:本田千尋【ドイツ】)
【了】