悩み抜いた末の日本復帰「セレッソでACL優勝する」
ーー2018年はセレッソ大阪への移籍が決まりました。以前は「海外でプレーを続けたい」とおっしゃっていましたが、どうして日本に戻る決断を下したのでしょうか。
「もちろん海外でやりたい思いは強かったです。地球上、どんな国でもサッカーはやっていると思いますし、いろいろな国を見たい、いろいろな文化にも触れたいという気持ちもありました。ただ、もう30歳です。なかなか条件の合うオファーがなかったので、今回日本に戻る決断をしました」
ーーセレッソ大阪は2017年を2冠で終えて、新シーズンは再びタイトル獲得を狙う1年になります。そのチームの中でどんな役割やプレーを求められると考えていますか?
「2018年はすごくプレッシャーのかかるシーズンになると思います。その中で僕に求められるのは、今までの経験を最大限に生かしてプレーすること。役割としては、ハードワークして守備から攻撃へのスイッチを入れたり、セカンドボールを拾って攻撃につなげたりするところだと思っています。これまで新潟やフィンランドで培ってきた僕のプレースタイルを表現するだけですね」
ーー今回、日本へ復帰するという決断を下しました。新たな挑戦に向けて、そして今後のキャリアについてどんなことを思い描いていますか?
「まずは、セレッソでしっかり活躍すること。そしてセレッソでタイトルを獲るということ。ACLで優勝すること。これが出来れば一気に世界が広がると思っています。できるだけ現役で長くプレーしたいと思っているので、30歳になって自分と向き合ってしっかりと体調管理をしなければいけないなとも感じました。日本に復帰することになりましたが、これからも自分に期待して、挑戦し続けます!」
(取材・文:舩木渉)
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