ビジャレアルとの契約を解除したセドリック・バカンブ【写真:Getty Images】
ビジャレアルが17日、チームに所属する26歳のコンゴ代表FWセドリック・バカンブとの契約を解除したと発表した。
バカンブは今季リーグ戦15試合に出場し9得点決めている。チーム得点王であり、リーガエスパニョーラでは得点ランキング6位タイの選手だ。ヨーローパリーグでは3得点、コパ・デル・レイでも2得点決めており、まさにビジャレアルのエースFWである。同選手の獲得を目指し中国スーパーリーグの北京国安が動いていたが、今回の契約解除発表により、移籍が決定的となった。
英メディア『BBC』によると、北京国安はバカンブ獲得に向けて総額6500万ポンド(約100億円)支払うことになるという。同選手に設定された契約解除金は3530万ポンド(約54億4000万円)だが、中国サッカー協会が各クラブの過剰な支出を抑えるために採用した制度によって値上がりした。移籍金とほぼ同額を“上納金”として中国サッカー協会に収めなければならないというルールのためだ。
結果的にバカンブは「史上最高額のアフリカ人選手」になる。今季終了後にRBライプツィヒからリバプールへ移籍することが内定しているギニア代表MFナビ・ケイタの移籍金4800万ポンド(約74億円)を大きく上回るのだ。
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