ペルージャに所属するハン・グァンソン【写真:Getty Images】
セリエAのカリアリからセリエB(イタリア2部)のペルージャに期限付き移籍している19歳のU-19北朝鮮代表FWハン・グァンソンにユベントスやトッテナムなどのビッグクラブが注目している。しかし、同選手の代理人を務めるサンドロ・ステンペリーニ氏は接触を否定した。英メディア『スポーツウィットネス』のインタビューに答えている。
13歳の時にバルセロナのアカデミーでプレーしたことがあるハン・グァンソンは、今季セリエBで公式戦19試合に出場し7得点3アシストを記録。開幕戦のヴィルトゥス・エンテッラ戦でハットトリックを達成するなど印象的な活躍を見せていた。
先日、セリエA6連覇中のユベントスがハン・グァンソンの獲得に乗り出し「カリアリとの合意に近い」と一面で報じたイタリア紙『トゥットスポルト』。続いてイタリアの『トゥットメルカートウェブ』などは、トッテナムも関心を示し同選手の代理人と連絡を取り合っていると報じている。
だが、ステンペリーニ氏は「まだ正式にトッテナムからの連絡はない」と、トッテナムとの接触を否定した。またユベントスから直接連絡は来ていないとも答えている。
一方で「たくさんの話があるのは事実」とし「ドイツ関係は、いくつかあるが…。まぁ、様々なクラブが彼について尋ねてくるのは普通のことだよ。彼は多くの試合に出場している若手選手だからね」と語っている。
そして、過去にリバプールがハン・グァンソンの獲得に興味を持っていたことも明かした。
「カリアリに行く前にリバプールは彼に興味を持っていた。リバプールはこの時すでに彼の存在を知っていたんだ。リバプールは真剣に彼について調べていたよ」
ハン・グァンソンを獲得する場合、移籍金は1000万ユーロから1200万ユーロ(約13億5000万円から16億2000万円)必要と報じられている。同選手の賃金が祖国に渡り、北朝鮮の外貨獲得に繋がる恐れがあるとも指摘されているが、果たして獲得に乗り出すクラブは現れるのだろうか。
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