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セリエA最下位チーム、主将がドーピング疑惑で1年間出場停止。本人は無罪主張

text by 編集部 photo by Getty Images

ファビオ・ルチョーニ
ベネベントのファビオ・ルチョーニ【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエAのベネベントのキャプテンを務めるDFファビオ・ルチョーニは、ドーピング違反を犯したとして1年間の出場停止処分を言い渡された。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 クラブ初のセリエA昇格を果たしたベネベントで開幕から5試合にフル出場していたルチョーニだが、第3節トリノ戦でのドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が検出されたとして、90日間の暫定出場停止処分を下されていた。

 12月23日のジェノア戦で出場停止から復帰し、その後の3試合に出場していたが、イタリアの反ドーピング裁判所はルチョーニを1年間の出場停止処分とする判決を下した。また、薬物摂取に関与したとされるクラブドクターには4年間の活動停止処分が下されている。

 ルチョーニ自身は無罪を主張しており、オレステ・ヴィゴリート会長も同選手を擁護。薬物摂取はドクターのミスによるものであり、ドクター自身もそのことを認めているとして、ルチョーニへの処分に異議申し立てを行う意志を明らかにしている。

「青天の霹靂だ。ドクターが責任を認めたので、1年の出場停止になるとは思ってもいなかった」とルチョーニはイタリア『スカイ・スポーツ』でコメント。「ずっと下部リーグでプレーしてきて、30歳でセリエAに到達したが、子供の頃からの夢を奪われてしまった。処分の軽減に向けて戦い続けるつもりだ」と不服をあらわにしている。

【了】

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