コリンチャンスから名古屋グランパスへ移籍したジョー【写真:Getty Images】
J1の名古屋グランパスがブラジル1部のコリンチャンスから獲得した元ブラジル代表FWジョーの移籍金は、報じられていた金額よりもやや低いものだったようだ。ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
名古屋は今月3日にジョーを完全移籍で獲得したことを発表した。昨年のブラジル全国選手権1部で18ゴールを挙げて得点王に輝き、チームを優勝に導く活躍によりブラジル年間最優秀選手にも選ばれた大物FWだ。
その移籍金も、Jリーグに加入する選手としては非常に高額なものであることが報じられていた。コリンチャンスのロベルト・デ・アンドラージ会長は、その金額が「1000万から1100万ユーロ(約13億6000万~15億円)前後」だと発言したとされている。
だがブラジルのジャーナリストであるジュカ・クフォーリ氏は、「ジョーの日本への売却についての真実」と題した『UOL』のコラムで、上記の金額は誤りだったと記述。1000万ユーロではなく、1000万“ドル”(約11億円)というのが実際の金額だったという。さらに、その金額の30%は手数料としてジョーの代理人に支払われたと述べている。
ブラジル『グローボ』によれば、コリンチャンス幹部のアレッサンドロ・ヌネス氏も、ジョーの移籍金が1000万ドルであったと認めているとのことだ。だが30%の代理人手数料は否定し、標準的な10%だったと主張している。
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