バルセロナ在籍時のロナウジーニョ【写真:Getty Images】
バルセロナなどで活躍した37歳の元ブラジル代表FWロナウジーニョが正式に現役引退を表明した。16日に英紙『スカイスポーツ』など複数のメディアが報じている。
同紙によると、ロナウジーニョの代理人を務める兄アシス氏が「ロナウジーニョはサッカーをやめる。終わったんだ」と語り、現役引退を認めた。続けて「ロシアW杯が終わった後の8月にとても良いことをしよう。ブラジル、欧州、アジアを中心にいくつかのイベントを行う予定。もちろん、ブラジル代表チームにも手配はしている」と語り、世界各地でイベントを行うことも明かした。
ロナウジーニョはこれまでバルセロナやミランなどで活躍。ブラジル代表としても通算98試合に出場し33得点を決めた。2002年の日韓W杯ではチームの優勝に貢献し、2006年W杯にも出場した。ファンタスティックなプレーで人々を魅了し“魔術師”とも呼ばれたロナウジーニョ。しかし、2015年にフルミネンセを退団して以降、所属クラブがない状況にある。
昨年12月には「2018年、正式にサッカー界に別れを告げることになると思う」と語り、今後の見通しについて「サッカー界から退いた後は、音楽関係のプロジェクトとサッカー教室を立ち上げるつもりでいる。僕にとって新しいことだらけだ。この生活に適応しなければならない」と語っていた。
一方で、今年ブラジルのミナスジェライス州で行われる選挙に立候補するとの噂もあり、政治家に転向する可能性もある。サッカー界からは退くことになったが、今後の動向には注目が集まりそうだ。
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