ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images for DAZN】
J1のヴィッセル神戸に所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、SNSで古巣クラブの勝利を祝福したメッセージを投稿したが、その内容に対してライバルクラブ側から批判を受けている。独誌『キッカー』などが伝えた。
現地時間14日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第18節の試合で、ケルンはボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)とのダービーマッチに2-1の勝利を収めた。今季の前半戦をわずか1勝で折り返し、最下位に沈んで降格の危機に瀕しているケルンにとっては、後半戦の巻き返しを期待させる大きな白星だった。
かつて在籍したケルンに強い愛着を持つポドルスキもこの勝利を祝福。「ダービー勝利、3ポイント、フラッグ。これ以上何が欲しいだろうか」とツイッターでメッセージを投稿した。
「フラッグ」というのは、この試合のハーフタイムに起きた出来事を指している。スタジアムの警備スタッフに扮したケルンサポーターが、相手のボルシアMG側観客席からフラッグを奪い去って行くという一幕があったのだ。ドイツサッカー連盟ではこれを問題行為だとして調査を開始している。
ピッチ上での勝利はともかく、フラッグを奪った行為も祝福したポドルスキに対しては、ボルシアMGファンからの批判も集まった。中には、先日ポドルスキがケルンにオープンしたケバブレストランに対し、評価サイトで低評価をつけるなどの形で“復讐”を図った者もいたという。
ボルシアMGの副会長を務める元西ドイツ代表のライナー・ボンホフ氏もポドルスキを批判。「プライベートなツイートを投稿する際には注意しなければならない」と苦言を呈している。
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