アーセナルのアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
アーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスの獲得に向けた争奪戦からマンチェスター・シティが撤退する一方で、チェルシーも同選手に関心を示しているという。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。
サンチェスはアーセナルとの契約が今シーズン末までの残り半年となり、移籍金の発生するこの冬の移籍市場のうちに他クラブへ移籍するのではないかとして去就が注目されてきた。14日に行われたボーンマス戦のメンバーから外れたことは、移籍が秒読み段階に入った証拠だとみられている。アーセン・ヴェンゲル監督もサンチェスの移籍が近いことを認め、14日の時点で「48時間以内にそうなるかもしれない」とコメントしていた。
当初は、昨年の夏にもサンチェスの獲得を目指していたシティが最も有力な移籍先候補だとみられていた。だがシティは半年後にフリーとなる選手を獲得するために高額の移籍金を支払うことに難色を示し、サンチェスから手を引くことを決めたと報じられている。
シティに代わって移籍先の最有力候補となったのはマンチェスター・ユナイテッド。ユナイテッドにはアーセナルの要求する移籍金を支払う意志があるようだ。その金額は3000万ポンド(約45億8000万円)とも3500万ポンド(約53億5000万円)とも伝えられている。
だが、ユナイテッドに新たなライバルが現れるかもしれない。チェルシーもサンチェスに関心を示し、現時点では正式なオファーを出してはいないが水面下で動いている様子だという。ここのところ“舌戦”を繰り広げているジョゼ・モウリーニョ監督とアントニオ・コンテ監督は、移籍市場でも争うことになるのだろうか。
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