ナポリでの現役引退を希望しているMFマレク・ハムシク【写真:Getty Images】
ナポリに所属するスロバキア代表MFマレク・ハムシクが、クラブで現役を引退することを誓った。伊紙『フットボール・イタリア』が伝えた。
2007年の夏にナポリへと加入したハムシクは、今季は11回目のシーズンを過ごしており、前半戦を首位で折り返すことに成功した。また個人では、クラブ通算得点記録を116とし、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が記録した115を超え歴代1位となっている。
今ではチームの主将を任されるほどにまで重要な存在となったハムシク。今後については「ここでキャリアを終えたい」と自らの希望を明かしている。
「なぜナポリか?それは彼らが僕がまだ子供だった頃に契約をしてくれたからだよ。ナポリでは幸せだし、ここではアットホームな雰囲気を感じているんだ」
またハムシクは、過去にはライバルのユベントスやミランからの誘いがあったことにも言及。しかし、「プロサッカー選手としても一人の人間としても、ここには全てがある」と語った同選手にとって、ナポリというクラブは離れることができない場所であったようだ。
ナポリで過ごした10年間の中でも、プレー面や成績の面において最高のシーズンを過ごしているハムシク。既にナポリファンの間ではクラブの“レジェンド”として認められているのかもしれない。
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