ボルシア・ドルトムントのMF香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのMF香川真司が、現地時間14日に行われたブンデスリーガ第18節ヴォルフスブルク戦を振り返った。
リーグ戦再開初戦に先発した香川は、チャンスの起点になるなどの存在感を示した。だが、自分でもっと決定的な働きをしなければいけないと感じている。
0-0で引き分けたあと香川は、「勝ちたかったですね、やはり。ホームっていうこともあったし、内容的に見ても、勝ちたかったというのは本音としてあります」と話した。
ただ、香川はこれからドルトムントの調子が上がっていくと自信を持っている。
「メンバーが多少なり代わったし、代われば必然的に時間が必要になる。その中で良い若手をたくさん見られた。こういった試合の中で、僕たち出ている選手がもっとうまくリズムをつくれたら良かったんですけど。そういったところが今日はもったいなかったかなと思います」
「(ウィンターブレーク明けで)久しぶりのブンデスリーガで、良い試合になるか、パッとしない試合になるかは割と出る試合だったと思う。結果として出なかったんでね、また勝てるように、まず何より勝利が必要。継続してやり続ければ、このチーム含めて、個人としても必ず良い結果が出せるし、2試合目、3試合目と、もっともっと上がっていくと思います」
多くのチャンスをつくりながらも攻めきれなかったドルトムント。香川は自分がリスクを冒しきれなかったと感じている。
「アイデアがなかった。特に最後は単調なクロスに終始したので、そこのアイデアを出すところは自分自身が担わなければいけない。そこは次の試合に向けて、もう少しリスクを冒さないと、個人的には怖い存在になれないと思っています」
ワールドカップイヤーが始まったが、今は目の前の試合に集中している。
「(3月の代表戦は)まだ考えることではないですし。その前に、1月、2月と…。ヨーロッパリーグもありますしね。本当に1試合1試合の積み重ねだと思っているんで、それを徹底してやっていきたいと思います」
ドルトムントは次節、敵地でヘルタ・ベルリンと対戦する。香川は決定的な働きを見せられるだろうか。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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