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ドルト、29億円でスイス代表DF獲得へ。2年半で市場価値「30倍」の成長株

text by 編集部 photo by Getty Images

マヌエル・アカンジ
スイス代表のマヌエル・アカンジ【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントは、スイスのバーゼルでプレーするスイス代表DFマヌエル・アカンジを獲得することが決定的となったようだ。独誌『ビルト』など複数メディアが伝えている。

 アカンジはナイジェリア人の父とスイス人の母を持つ22歳のセンターバック。2015年からバーゼルでプレーしており、昨年6月にはロシア・ワールドカップ欧州予選の試合でスイス代表にデビューした。

 アカンジはバーゼルの13日の練習に参加せず、ドルトムントへと向かったようだ。移籍金2150万ユーロ(約29億円)でのドルトムント移籍が合意したと報じられている。バーゼルが2015年に同選手を獲得した際の移籍金はわずか70万ユーロ(約9500万円)だったが、2年半で「30倍」にまで価値が高まったとのことだ。

 当初はドルトムントが1500万ユーロ(約20億円)を提示し、バーゼルが倍の3000万ユーロ(約40億円)を要求していたが、その間で交渉がまとまったようだ。2016年に3000万ユーロでバーゼルからシャルケへ移籍したスイス代表FWブレール・エムボロに次ぎ、バーゼルにとってもスイスリーグにとっても歴代2位の移籍金となる。

 今季ブンデスリーガでは開幕5試合無失点のスタートを切ったドルトムントだが、その後の12試合では24失点と、1試合あたり2点を奪われてしまっている。新戦力を加え、後半戦には守備を立て直すことが望まれる。

【了】

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