新加入の大津祐樹が横浜F・マリノスの新9番に【写真:舩木渉】
横浜F・マリノスは14日、横浜市内で2018シーズンの新体制発表会を行った。
サポーターの前に立ったアンジ・ポステコグルー新監督は、挨拶の冒頭で「このような偉大なクラブで監督をできることを光栄に思います」と話し、「偉大な歴史、素晴らしいサポーターがいる中で監督をするのに大きな責任があることもわかっています」と新たな挑戦への決意を語った。
「他チームはもちろんリスペクトしますが、恐れるチームはどこにもいない。他から恐れられるようなチームにしていきます」と力強く宣言したオーストラリア人新監督は、「ファンの方々が白熱して誇りに思うようなチームにする。今年だけでなく将来も語り継がれるようなチームにしていきます」と物部、歴史に残る1年へするための意気込みは十分だ。
昨年11月まで監督を務めたオーストラリア代表でも、それ以前に率いたブリスベン・ロアーやメルボルン・ビクトリーでも攻撃的なパスサッカーを表現してきたポスタコグルー監督。今季の横浜FMが掲げる攻撃的なチームという方針にもマッチしており、エリック・モンバエルツ前監督が3年かけて作り上げてきたチームに新風を吹き込むことも期待される。
「新しい国、新しい文化の中で私の哲学をチームに落とし込むことを、私自身楽しみにしてます。これがチームに成功をもたらすこと願っています」
新加入の大津祐樹が「雰囲気のある監督」と語った新指揮官は、信頼できる副官たちも揃え、日本での新たな挑戦の第一歩を踏み出す。
(取材・文:舩木渉)
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