新加入の大津祐樹が横浜F・マリノスの新9番に【写真:舩木渉】
横浜F・マリノスは14日、横浜市内で2018シーズンの新体制発表会を行った。
その場で新加入の選手たちもお披露目され、柏レイソルから加入したFW大津祐樹は「9番」を背負うことが発表された。
大津にとって、今回は初めての国内移籍となる。「僕の中で今年、大きなチャレンジをしようという年に決めていた」と大津は語った。そのチャレンジが慣れ親しんだチームを出て、新たな環境へ飛び出すことだった。
2018年を特別な1年にする決意を固めた上で、「いま一番体が動く歳でもあるので、もっともっと自分の可能性を広げていきたい」という思いが柏からの旅立ちという決断に繋がった。
横浜FMはMFマルティノスが浦和レッズへ、MF齋藤学が川崎フロンターレへそれぞれ移籍し、昨季までチームの攻撃の中心を担っていた大きな2本の柱を失った。それだけに大津のプレーにかかる期待は大きい。
もちろん大津本人も、自分がチームを引っ張っていく立場にあるという自覚がある。「中途半端な覚悟で移籍はしてきていない。もちろんこのチームを背負っていけるプレーヤーになるつもりでいるので、その覚悟はできています」と力強い口調で語る。
アンジ・ポスタコグルー監督の下で新たなスタートを切るチームは「J1優勝」を目標に掲げており、常に結果が求められる環境。海外移籍などを経て、若干の伸び悩みも指摘されていた大津は、新天地でのさらなる飛躍を誓った。
「プレーのところで経験は一切関係ないと思うし、若い選手だろうが、ベテランの選手だろうが、誰もがスタートラインは一緒だと思う。その中でも自分はもっともっとチームを引っ張っていける位置にいかなきゃいけないなと思っています」
(取材・文:舩木渉)
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