リーズ・ユナイテッドのレジェンドであるエディー・グレイ氏は、同クラブに加入することが決定した日本代表MF井手口陽介について、同じアジア出身であるトッテナムの韓国代表FWソン・フンミンのように大きなインパクトをもたらす可能性があるとして期待の言葉を述べている。クラブ公式テレビ『LUTV』で語った。

　ガンバ大阪に所属していた井手口は、イングランド2部のリーズへの移籍が今月9日に正式発表された。今シーズン中はスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタルされるため、リーズでプレーするのは早くとも来シーズン以降となる。

　欧州でのプレー経験がない21歳の井手口は、現地ファンにとっては未知数の補強であることは否めないだろう。だが1960年代から80年代にかけてリーズ一筋でプレーし、2度のリーグ優勝などに貢献したレジェンドであるグレイ氏は、トッテナムで活躍する韓国代表FWを引き合いに出して期待する様子を見せた。

「こういう選手たちは分からないものだが、トッテナムでプレーしているソンを見てみればいい。彼はとんでもない選手であり、チームにフィットしている。そういう選手を手に入れられれば、何かになるかもしれない」とグレイ氏は語る。

　日本代表としての出場が見込まれるロシア・ワールドカップ（W杯）で井手口が活躍を見せることも期待されている。「W杯でそれなりのプレーができれば、彼には大きな自信になるだろう。W杯に出場して良いプレーができるなら、どのレベルでも戦えるということだ。彼はクラブの未来にとってボーナスになってくれるかもしれない」

　イングランド2部で戦うリーズは、現在7位に位置しており、プレミアリーグ昇格プレーオフに出場できる6位以内を争っている。井手口が戻ってくる来シーズン、戦いの舞台がプレミアリーグとなっている可能性もある。

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