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シャビ、古巣の宿敵レアルを痛烈批判。「サッカーをしようとしていない」

text by 編集部 photo by Getty Images

シャビ・エルナンデス
アル・サッドのシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】

 カタールのアル・サッドに所属する元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、古巣バルセロナの宿敵レアル・マドリーには「美しいサッカーをする文化がない」としてスタイルを批判している。スペイン紙『エル・パイス』が8日付でインタビューを伝えた。

 昨季はチャンピオンズリーグで大会史上初の2連覇を成し遂げ、リーガエスパニョーラも制したマドリー。だが今季は苦戦を強いられており、リーガでは首位のバルサにすでに16ポイントの大差をつけられてしまっている。

 2015年までバルサに在籍していたシャビは、マドリーの戦いぶりが当時と変わっていないという考えを述べた。「(ジョゼ・)モウリーニョのマドリーは、裏へロングボールを送るばかりだった。彼は選手たちにボールを止めないように言っていて、速いプレーで(アンヘル・)ディ・マリアやクリスティアーノ(・ロナウド)や(カリム・)ベンゼマを走らせていた。今は(ガレス・)ベイルやその他の選手たちがやっている」。そういった戦い方について、「彼らはサッカーをやろうとはしていなかった」とシャビは評している。

 古巣バルサのスタイルこそが最高のものだとシャビは主張。「バルセロナは、サッカー選手にとっての最終試験だ。世界で最も難しく、最も要求の高いクラブだ。マドリーはそれほど美しいプレーをしてはいない」と同選手は語る。

「(マドリーの本拠地)ベルナベウでは、DFがボールを観客席にクリアすればそれでいい。そういう文化であり、それで称賛される。(バルサの本拠地)カンプ・ノウで観客席にクリアすれば批判される。(ヨハン・)クライフの時代からそうだ」とシャビは両クラブのスタイルを比較している。

【了】

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