昨年現役を引退したアンドレア・ピルロ【写真:Getty Images】
昨年限りで現役を引退した元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロ氏は、ミランに所属していた2010年にバルセロナへ移籍する可能性があったと明かした。イタリア『スカイ・スポーツ』で語っている。
ブレッシアやインテルなどでキャリア初期を過ごしたピルロ氏は、2001年に加入したミランで“レジスタ”として大きく開花。10年間の在籍で2度のチャンピオンズリーグ優勝などに貢献した。
だが、2010年夏にはバルサへ移籍する可能性もあったという。FWズラタン・イブラヒモビッチがバルサからミランへ移籍するにあたり、ピルロとのトレードも視野に入れた交渉が行われていたようだ。
「バルセロナとの間ではイブラヒモビッチ移籍の交渉が行われていて、私がトレード要員になるはずだった。結局はイブラだけがミランに移籍することになったがね。(バルサ移籍を)受け入れるかどうかは分からなかったが、素晴らしい経験になっていたことは間違いないだろう」とピルロ氏は語った。
ピルロ氏はその翌年に移籍したユベントスでも中心選手として活躍したあと、アメリカへ渡ってニューヨーク・シティFCでキャリア最後の時期を過ごした。もしバルサへ移籍していれば、シャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタらとの共演による豪華な中盤が実現していたかもしれない。
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