本田圭佑、後期リーグ開幕戦でゴール
パチューカに所属する本田圭佑が2018年最初の試合となるリーガMX後期リーグの開幕戦で、プーマスを相手にゴールを決めた。ホームのエスタディオ・イダルゴで幸先のいいスタートを切っている。
[4-3-3]の右ウィングで先発した本田は、左からのコーナーキックでフランコ・ハラによる先制ゴールの起点となると、セットプレーのクリアボールを拾ったところからゴール前まで走り、こぼれ球を右足で押し込んでゴールを決めた。
先に2点を奪いながらプーマスに3点を返される形で逆転負けを喫したパチューカにとっては非常に反省材料の残る試合となったが、右サイドから常に攻撃の中心として絡み、多くのチャンスを作った本田は存在感を十分に示した。ただし、プーマスの反撃にあった時間帯に、もう1つゴールに入り込むプレーができればチームに勝ち点をもたらすことができたかもしれない。
[4-2-3-1]のプーマスに対し、右サイドでボールを受けたところから、頂点に構えるハラにボールをつけるか、中盤のビクトル・グスマンやホルヘ・エルナンデスに短いパスを通す本田。右サイドの相棒であるサイドバックのホセ・マルティネスの攻め上がりを促しながら、ゴール方向を目指す形でプーマスの守備を脅かした。パチューカは立て続けにセットプレーのチャンスを得るが、その多くに絡んだのも本田だった。
35分の先制点につながるコーナーキックを取った場面も右サイドでマルティネスを追い越させてパスをつなぎ、同サイドに流れてきたアメリカ代表センターバックのオマル・ゴンサレスがクロスをあげた形だった。
左コーナーキックを得たパチューカは本田が左足で速いボールを蹴ると、ニアサイドでグスマンが中に逸らし、最後はハラが押し込んだ。日本代表ではキッカーとしてしばしば問題が指摘される本田だが、パチューカで継続して左足のキッカーを務めていることは今後に向けた1つのアドバンテージと言えるかもしれない。
そして本田のゴールシーンは39分。相手セットプレーをパチューカのディフェンスがクリアすると、前線に張っていた本田が戻りながら相手選手より先にボールを触り、グスマンにつなぐと左サイドから疾走するエリック・アギーレがバイタルエリアまで持ち上がり、再び並走していたグスマンへ。
そこからのショートクロスはディフェンスに阻まれるが、リバウンドを拾ったグスマンがさらにクロス。ボールはGKのアルフレッド・サルディバルが触ったものの、ゴール前に走り込んでいた本田がショートバウンドを右足で捉え、ややミートしきれなかったたものの、ワンバウンドでゴールラインを割った。