日本行きを語るジョー【写真:Getty Images】
名古屋グランパスに加入することが決まった元ブラジル代表のFWジョーが、所属していたコリンチャンスで退団会見を行った。なぜ日本行きを選んだのか。その理由などを明かしている。ブラジルメディア『グローボエスポルチ』が伝えた。
30歳のジョーは、2017年シーズンの国内リーグで18ゴールを記録。得点王になり、MVPにも選出された。
会見でコリンチャンスへの感謝を繰り返したジョーは、日本行きを決断した理由を問われ、こう答えている。
「日本は先進国だ。自分の家族、生まれたばかりの息子のことを考えると、治安や教育といったことは大きかった。それに僕だけじゃなく、コリンチャンスにとっても無視できないオファーだった。両方を喜ばせるものだったね。コリンチャンスを離れるのはつらいけど、サッカーはこういうものだ」
2017年のうちにブラジル代表のチッチ監督から招集されていたら今回の移籍はなかったのではないかという質問も飛んだ。しかしジョーは「代表は常に目標」と語り、以下のように続けた。
「チッチは選手がどこにいても見てくれていることを証明している。僕は彼が見ていることを確信して、自分の仕事を続けるだけだ。代表に呼ばれていても、おそらくそれが僕の決断を変えることはなかった」
事実、チッチ監督は中国の北京国安でプレーするMFレナト・アウグストを招集している。ジョーは日本からでもロシア・ワールドカップに行くことはできると信じているようだ。
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