あと一歩のところで勝利を逃したインテル【写真:Getty Images】
【フィオレンティーナ 1-1 インテル セリエA第20節】
インテルは現地時間5日、セリエA第20節のフィオレンティーナ戦を敵地で戦い、1-1で引き分けた。長友佑都は75分から途中出場している。
調子を落としているインテルは大きな変更なし。右サイドバックにカンセロ、左サイドバックにサントンが入り、長友は今回もベンチスタートになった。
試合の主導権を握ったのはフィオレンティーナで、先制点に迫るシーンをつくった。キエーザから質の高いクロスが入るなど、得点を予感させる。
一方のインテルはこの日も精細を欠き、好調時の迫力は見られない。0-0で前半を終えたものの、後半に向けて課題は少なくなかった。
それでもインテルは55分、エースの一撃で先制する。カンセロが右サイド浅めの位置からのFKをゴール前に入れると、低く速いボールにイカルディが飛び込んでヘディングシュート。これはGKに止められたが、こぼれ球を自ら押し込んでインテルにリードをもたらした。
それでも主導権を握ることはできないインテル。65分にジョアン・マリオを下げてダウベルトを入れると、75分には負傷を抱えた様子のラノッキアが下がり長友がピッチに。ディフェンスラインは右から長友、サントン、シュクリニアル、ダウベルトの並びとなる。
インテルはなんとかピンチをしのぎ続けたが、最後の最後にやられてしまった。後半アディショナルタイム、フィオレンティーナはバデリがペナルティエリア外からシュートを放つと、DFに当たったボールがゴール前へ。これをエイセリックがつなぎ、シメオネが押し込んだ。
試合は1-1で終了。インテルはこれでリーグ戦5試合勝利なしとなっている。
【得点者】
55分 0-1 イカルディ(インテル)
90+1分 1-1 シメオネ(フィオレンティーナ)
【了】