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バルサMFパウリーニョ、“高すぎ”から“適正価格”に。加入4ヶ月で価値が3倍

text by 編集部 photo by Getty Images

パウリーニョ
バルセロナのパウリーニョ【写真:Getty Images】

 バルセロナのMFパウリーニョは、昨年夏にバルサに加入してからの4ヶ月あまりで、市場価値が3倍近くに急上昇したという。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 パウリーニョは昨年夏の移籍市場で、中国の広州恒大からバルサに移籍。だが、現役ブラジル代表選手であるとはいえ、その獲得には懐疑的な声も強かった。

 29歳という若くない年齢に加え、欧州ではトッテナムで十分な活躍を見せられず、中国という“マイナーリーグ”からの移籍であったこと。その選手の獲得に4000万ユーロ(約54億円)という、その時点でクラブ史上4位となる高額移籍金を支払ったことなどがその懐疑論の理由だった。

 実際のところ、パウリーニョのバルサ加入時の適正な市場価格は、『マルカ』によれば1500万ユーロ(約20億円)ほどだったという。バルサはその3倍近い金額を支払ったということになる。

 しかしパウリーニョは、批判の声を沈黙させるだけのプレーを見せてきた。ここまでリーガエスパニョーラで16試合に出場し、中盤の選手ながらもリオネル・メッシとルイス・スアレスに次ぐ6得点を記録。レアル・マドリーとのクラシコでも重要な働きで勝利に貢献してみせた。

 大手データサイト『transfermarkt』によれば、現在のパウリーニョの市場価格は4000万ユーロにまで高まっているとのこと。バルサが移籍金として支払った“払い過ぎ”の金額は、今では適正価格になったということになる。

【了】

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