マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、同クラブ所属のフランス代表MFポール・ポグバを批判したポール・スコールズ氏に対して辛らつな言葉で反論している。英国複数メディアが会見でのコメントを伝えた。
ユナイテッドは先週末に行われたプレミアリーグの試合でサウサンプトンと対戦し、0-0のドローに終わっていた。クラブのレジェンドであり英メディアで解説者を務めるスコールズ氏は、「ユベントスで我々が見ていたようなポール・ポグバはどこへ行ったんだ? ピッチ内をただ歩いているだけだった」とポグバを手厳しく批判していた。
ポグバは2016年夏に、当時のサッカー界の史上最高額となった移籍金8900万ポンド(約135億円)でユーベからユナイテッドへ移籍した。その金額に見合うだけの活躍はできていないとして批判されることもあるが、モウリーニョ監督はスコールズ氏からの批判に気分を害したようだ。「ポール・スコールズは批判しかできない。ポグバがスコールズよりはるかに大金を生み出したとしても、それはポグバの罪ではない」と皮肉っている。
「スコールズは解説者としてではなく、並外れた選手として歴史に残ることになるだろう」とモウリーニョ監督。「私が見てきた中でも最高のMFの一人だった」と選手時代の活躍に賛辞を送りつつ、解説者としてのスコールズ氏は評価していない様子を見せた。
さらに、スコールズ氏が今後指導者の道へ進むとしても、自身の成功には遠く及ばないはずだと主張した。「彼がいつか監督になることを決めたのなら、私の25%でも成功を収められることを願いたい。50%ならタイトル12個半、25%なら6個ほどだ。25%でも彼は十分に満足だろう」と、キャリア通算25個のタイトルを獲得してきたモウリーニョ監督は話している。
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