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欧州主要リーグ“史上最弱”クラブがついに初勝利。19戦目で待望の白星

text by 編集部 photo by Getty Images

ベネベント
キエーヴォ戦で初勝利を挙げたベネベント【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエA第19節の試合が現地時間の30日に行われ、ベネベントがホームでキエーヴォに1-0の勝利を収めた。ベネベントにとってはセリエAでの記念すべきクラブ初勝利となった。

 ベネベントは昨季セリエB(2部)の昇格プレーオフを制し、クラブ創立88年目にして初のトップリーグに昇格。だがセリエAへの挑戦であまりにも厳しい現実に直面することになってしまった。

 開幕戦から勝ち点1すらも獲得できずに負け続け、実に14連敗。1930年にイングランドのマンチェスター・ユナイテッドが記録していた13連敗を上回り、欧州のいわゆる5大リーグにおける開幕からの連敗記録を87年ぶりに更新した。

 第15節のミラン戦では後半アディショナルタイムにGKアルベルト・ブリニョーリがヘディングでの同点弾を決めるという劇的な形でドローに持ち込み、連敗を14で止めて初勝ち点を獲得。だがその後はまた3連敗を喫した。キエーヴォにも敗れれば未勝利で前半戦を折り返すところだったが、64分にFWマッシモ・コーダが奪った1点が決勝点となり1-0の勝利を手にした。

 クラブにとってはセリエAで史上初となる記念すべき勝利だが、チームの置かれた状況が非常に厳しいことに変わりはない。シーズンの半分を終えた時点でダントツの最下位に沈み、残留ラインの17位には11ポイントの差をつけられている。

【了】

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