アルゼンチン代表のホルヘ・サンパオリ監督は、路上でのトラブルから警官に対して侮辱的な言葉を吐いたとして批判を受けた件について謝罪を行った。

　サンパオリ監督は現地時間24日に、アルゼンチンのサンタフェ州カシルダで行われた娘の結婚式に出席。だが、会場を出てホテルへと向かう車が定員オーバーの8人を乗せて走行していたことで、警察に停止を命じられたようだ。

　その場面に居合わせた第三者がサンパオリ監督の様子を撮影しており、動画がSNSで拡散されたことで大きな騒ぎとなった。車から出た同監督は警官に向けて、「私を歩かせるのか、お前の稼ぎは月100ペソ（約620円）だろう」と侮辱的な言葉を発していたとされている。

　この騒動を受け、アルゼンチンサッカー協会（AFA）は公式ウェブサイトでサンパオリ監督による謝罪文を掲載した。「24日に起きたことについて、全面的に後悔している。怒りに任せ、自分の考えや信念とは全く異なる言葉を発してしまった」と同監督は述べている。

「給与はいかなる人間の価値や性質を示すものでもない。私の口にした言葉は私の価値観とも異なるものであり、謝罪したい。社会に対して悪しき例となったことも謝罪する」とサンパオリ監督は述べ、侮辱した警官に対しては特に直接の謝罪を行う意思を示している。

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