現地時間27日に行われるコッパ・イタリア（イタリア杯）準々決勝で、ミランとインテルの“ミラノダービー”が行われる。イタリアの多数メディアが、インテルのDF長友佑都の先発出場を予想している。

　今季セリエAでは開幕から無敗を続けていたインテルだが、ウディネーゼ戦の初黒星に続いてサッスオーロにも敗れて2連敗。一方のミランも監督交代の効果なく低迷が続いている。カップ戦準決勝進出を争うだけでなく、両チームにとって調子を取り戻してシーズン後半を迎えるため重要な一戦となりそうだ。

　この試合に向け、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『コッリエレ・デッロ・スポルト』、『スカイ・スポーツ』などはいずれも、長友が左SBで先発することを予想している。直近のサッスオーロ戦では、これまで右SBのレギュラーだったダニーロ・ダンブロージオが左サイドに起用されたが、この試合での負傷により離脱を余儀なくされることになった。カップ戦のダービーマッチでは長友がそのポジションに入る可能性が高いとみられている。

　今季序盤はルチアーノ・スパレッティ監督のチームで定位置を確保していた長友だが、ダビデ・サントンにポジションを奪われる形でリーグ戦での出場機会を失っている。だがコッパ・イタリアでは12日に行われた5回戦のポルデノーネ戦で先発し、PK戦で最後の1本を決めるなど準々決勝進出に貢献した。ダービーで先発起用されたとすれば、リーグ戦でのポジション奪回に向けてアピールしたいところだ。

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