バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのFWリオネル・メッシは、先週末の23日に行われたレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”で、試合時間のうち約83%はピッチ上を「歩いていた」という。スペイン紙『エル・ペリオディコ』がデータを伝えている。
バルサはリーガエスパニョーラ第17節の試合でマドリーと対戦し、アウェイで3-0の快勝を収めた。メッシはこの試合でチームの2点目となるPKを成功させたのに加え、終了間際にはアレイクス・ビダルによる3点目をアシストした。
データによれば、クラシコにフル出場したメッシは、その試合時間のうち83.10%の時間は「歩いていた」とのこと。ゆっくりと走っていた時間が10.80%、走っていた時間が4.95%で、「スプリント」の時間はわずか1.15%でしかなかった。だが最高時速は33.59kmが記録され、全選手中で最速だったという。
メッシがクラシコで記録した走行距離8.03kmのうち、6.67kmは歩いて移動した距離だと算出されている。スプリントした距離の合計は92.3mで、自陣ゴールラインから敵陣ゴールラインまでの1回分の距離にも満たない。
他の選手のデータが伝えられていないため、メッシが「歩いていた」という時間や距離が長いのかどうか単純には判断しがたいが、エネルギーを浪費せず効果的に仕事をしたと言えそうだ。メッシはこの試合で6回のドリブルを仕掛け、9回のチャンスを生み出し、うち5回が決定的なものだったというデータも紹介されている。
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