アンジェロ・オグボンナはミラン移籍でセリエA復帰となるか【写真:Getty Images】
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督からジェンナーロ・ガットゥーゾ監督に替わっても、一向に調子の上がらないミラン。資金面に余裕はないとされながらも冬の補強を画策しているようだ。
伊『カルチョメルカート.com』は、ミランが現在プレミアリーグのウェストハムでプレーするイタリア代表DFアンジェロ・オグボンナの獲得で守備陣の強化を図ると報じた。同選手はナイジェリア系のイタリア人で、かつてトリノやユベントスなどで活躍した実績を持つ。
しかし、本人は「正直に言えば、僕は小さい頃からミランのファンだった」と明かしているという。そして「今のミランには勝利のスピリットが欠けているし、(レオナルド・)ボヌッチがその証明だと思う。個人の問題よりも大きなチームとしての問題を抱えている」と、“愛する”クラブの窮状を分析している。
そのうえで自身がかつて在籍したユベントスと比較し、「ユーベには勝者のメンタリティがあった。それこそがユベントスの強さだった。ミランには今のところそれがない」とも述べる。冬の移籍については「将来はどうなるか見てみよう」と、否定はせず含みを持たせた。
オグボンナは今季プレミアリーグで13試合に出場し、ウェストハムの主力として活躍している。ユベントスやイタリア代表でもボヌッチとともにプレーした経験を持ち、連係面に不安はない。ただ現所属クラブとの契約が2022年夏まで残っており、ミラン移籍へのハードルは低くない。果たして憧れだった場所でプレーするチャンスは訪れるだろうか。
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