マンチェスター・ユナイテッドのヘンリク・ムヒタリアン【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンを再獲得する可能性は低いと主張している。
ドルトムントの司令塔として活躍したムヒタリアンは、昨年夏に4200万ユーロ(約56億円)前後だとされる移籍金でユナイテッドに加入。だが安定した活躍を見せるには至らず、最近はベンチ入りメンバーからも外れる試合が増えている。
ユナイテッドとしては、適切なオファーが届いたとすれば冬の移籍市場でムヒタリアンを手放す意志があるのではないかとみられている。古巣のドルトムントが獲得に強い関心を示しているとも報じられていた。
だがヴァツケCEOは、売却時と同等のオファーをムヒタリアンに提示することには消極的な様子を見せている。「彼がユナイテッドへ移籍した取引の金銭的データは私が誰よりも知っている。(再獲得は)よほどの想像力がなければ想像できないことだ」と独紙『ビルト・アム・ゾンターク』に語った。
近年のドルトムントは香川真司やマリオ・ゲッツェ、ヌリ・シャヒンなど、一旦は手放した主力選手を再びチームに迎え入れてきた。ムヒタリアンがそれに続くことはないのだろうか。
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