ミラン【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)がミランに対し、合計2000万ユーロ(約27億円)の罰金処分を科す可能性があるようだ。22日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
今夏の移籍市場で総額2億2800万ユーロ(約300億円)を投資して選手11人を補強したミラン。ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触する可能性が浮上したため、打開策としてボランタリー・アグリーメント(VA)の適用を目指しUEFAに経営計画を提示した。
同メディアによると、ミランには来年10月までに返済しなければならない3億ユーロ(約403億円)の債務があるという。返済能力に疑問を抱いたUEFAが経営計画を承認せず、頼みの綱であったボランタリー・アグリーメントの適用に失敗したとのこと。
そのため、今度はミランがセトルメント・アグリーメント(和解協定)を目指している。ただ、和解協定が結ばれた場合、UEFAはミランに対して合計2000万ユーロ(約27億円)の罰金処分を科すことになるという。このうち、500万ユーロ(約6億7000万円)の罰金処分は確定。残りの1500万ユーロ(約20億円)は条件付きとなるようだ。
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