ペルー代表のパオロ・ゲレーロ【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)が20日、ペルー代表で主将を務める33歳のFWパオロ・ゲレーロに対する出場停止処分を軽減すると発表した。
ワールドカップ(W杯)予選・大陸間プレーオフを前にしたドーピング検査でゲレーロに「異常な結果」が出たことから、FIFAは暫定的に30日間の出場停止処分を科した。その際は「ドーピングの陽性反応とみなしたわけではない」とされていたが、後日FIFAが正式に1年間の出場停止処分を下している。
ただ、今回は「出場停止期間を6ヶ月に軽減」すると発表。FIFAは声明で「今回の件に関してあらゆる状況、特に選手の過失の度合いを考慮した結果、出場停止期間は6ヶ月が妥当だと判断した」と説明している。
ゲレーロはペルー代表として通算83試合に出場し32得点を記録。同国代表の最多得点記録を保持している。出場停止期間が短縮されたことで、ゲレーロはロシアW杯に出場することが可能となった。ペルー代表にとって欠かせないエースストライカーであるだけに、今回の発表は朗報と言えるだろう。
【了】