そう簡単に納得できる結果ではないが…
日本代表は土曜日の夜に、韓国代表にホームで1-4の屈辱的敗戦を喫した。落胆を込めた反応を見せたくなるのも当然であり、ある程度は理解できることだ。
ヴァイッド・ハリルホジッチのチームはスタートダッシュに成功し、開始直後に小林悠が決めたPKにより先制。だが残りの87分間は、調整に成功した相手にピッチ上のあらゆる場所で完全に圧倒されてしまい、非常にお粗末な守備の隙をいくつか突かれてしまった。
最大のライバル相手にホームでこれほどの強烈な敗戦を喫するのはそう簡単に納得できるものではない。だが、その結果からW杯での悲劇的な運命を予期するのは少々行き過ぎだと言える。
「私の就任以来最悪の敗戦となった。こういった形で1年を終えることを非常に残念に思う」とハリルホジッチ監督は試合後の会見で話していた。
「しかし、こういった試合を通して示されるものは多い。様々なことを学べる機会になる。日本の本当の現状を考えれば、W杯で我々を待ち構えているものが何であるかは分かっている。こういうところから学んで改善していかなければならない」
E-1サッカー選手権は基本的には親善大会であり、キリンカップと同等に位置づけられるものだ。レギュラーメンバーの90%が招集不可能であったことを考えれば、あるいはそれ以下かもしれない。そして親善試合においては常に、チームの限界や問題点について把握することが勝敗以上に大事なことだ。
敗戦に日本国民が絶望している、と記者の一人から言われたハリルホジッチ監督は、やや苛立った様子で「今日のメンバーをW杯に連れていくことはない」と付け加えていた。
「W杯に向けて控えの候補となり得る選手たちをチェックしたいと思い、21名の選手たちをピッチに送り出した。もちろん、今日の試合だけに注目すれば落胆を覚えるだろう。絶望すらするかもしれない。もっと良い結果を出せなかったことは申し訳ない。だがキックオフから10分までに様々なことを観察し、韓国代表はあらゆる面で今回の日本代表を上回っていることが分かった」