ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督【写真:Getty Images】
ミランは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が就任からわずか4試合でクラブに辞任の意志を伝えたという噂を否定した。
夏の移籍市場で大型補強を敢行しながらも結果が出なかったミランは、ヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督の解任を決断。クラブOBであり下部組織で指導を行っていたガットゥーゾ監督が代役としてチームを任されることになった。
だが就任初戦では、それまで開幕から全敗だった最下位ベネベントのGKに同点ゴールを許してのドロー。続いてボローニャ戦には勝利を収め、コッパ・イタリア(イタリア杯)でもヴェローナを下したが、17日のリーグ戦では同じヴェローナに0-3の完敗を喫してしまった。
ガットゥーゾ監督はヴェローナ戦に敗れたあとの選手たちの気の緩んだ様子に我慢ならず、クラブに辞意を伝えたとも一部で報じられた。だがミランはこの報道に対して公式サイトでコメントし、「噂は全くの嘘」だと主張している。
それでも、低迷を脱するため選手たちに対して厳格な姿勢を取ることが必要だとクラブが判断したことは確かなようだ。18日には、チームが翌日から「無期限の合宿」に入ることが公式ツイッターで発表された。19日夜に予定されていたチームのクリスマスディナーも中止されたという。
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