「『俺がロシアに行く』という気持ちが伝わってくる選手はいなかった」
ーーここまでの大差になることは予想できましたか?
「全く予想していなかった。この大会の一番大事なこと、ハリルホジッチ監督にとってはこのメンバーで誰がW杯のメンバーに入れるかを見ることだった。結局1人もW杯に行けそうな選手がいないことはないけど、『俺がロシアに行く』という気持ちが伝わってくる選手はいなかった。小林も2点を取ったし、伊東もインパクトがあって、パフォーマンス全体を見れば悪くなかった。けど、W杯のメンバーを見たときに、ここから誰が入るかを心配する必要はないかもしれない。前回のW杯では東アジアカップのメンバーから4、5人が最終メンバーに入ったけど、今回は誰もW杯に行けなくてもおかしくない」
ーー今日の試合、結果は1-4の惨敗でした。ショーンさんはどう総括しますか?
「ハリルホジッチ監督が言った通りでしたね。韓国が完全に日本を上回った。日本はボールを持てた時にアイディアやクオリティがあまりなかったけど、韓国は落ち着いてにプレーできていた」
ーー韓国のパフォーマンスは彼らにとって完璧だったのでしょうか?
「どのチームも完璧なパフォーマンスができることはないと思うけど、今日の韓国はそれに近かったね。守備はちゃんとオーガナイズされていて堅かったし、攻撃は本当に集中していました。間違いなくシン・テヨン監督の方がハリルホジッチ監督より良いお正月を過ごせるかなと思います」
(編注:ハリルホジッチ監督は試合後の記者会見の終わり際に「みなさまが良いお正月を迎えられることを願っています」と挨拶をして会場から出ていった)
ーーハリルホジッチ監督も今後が不安になるパフォーマンスだったかもしれません。ついに記者会見では中村憲剛の名前が出ました。
「憲剛呼べ、ハリルさん!」
ーー中村憲剛を今のチームに入れたらどんな効果があるでしょうか?
「守備と攻撃の間の『橋』になれると思う。彼は落ち着いてボールを使える選手ですね。ゲームコントロルもできるし、チャンスメイクもできる」